かあちゃん奮闘記

子育てと自分の夢と家族の幸せな日々の暮らしについて

Vol.1 第一子誕生、ようこそこの世界へ。

あっという間に生後55日。もう少しで2ヶ月。

産まれるまでは1日1日がすごく長く感じられて、いつ産まれて来るのかソワソワして過ごしてた。でも産まれたら本当にあっという間。

まだ2ヶ月経ってないけどもう1年くらい一緒にいる感覚。不思議なもんだ。

今愛娘は横でスヤスヤ気持ちよさそうに寝てる。やっと最近心の余裕が出て来たから、出産や初めての育児を振り返って言葉にしておこう。じゃないと忘れてしまうから。本当はお洒落なカフェでコーヒーでも飲みながらパソコンでブログ書きたいと思ってたけど、娘が寝てる間に自分は布団の中で静かにスマホで活動するしかなさそう涙。。

今日は一旦出産レポから。

 

娘の出産予定日は7月21日だった。初産だから遅れるとは聞いてたけど待てど暮らせど陣痛もこないし破水もない。陣痛ジンクスってのを信じて色々試した。スクワット、雑巾掛け、散歩、踏み台昇降運動、焼肉食べるなどなど。。でもこない!!遅れに遅れ41週突入。先生から「計画分娩でいきましょう」と言われ8月1日から入院。あー、自然分娩が良かったのにと思いながら陣痛促進剤を打たれ始める。私が選んだ産院は綺麗でご飯も美味しいし全部個室ということもあり少し高いけどかなり人気。なので時期が悪かったのか満床が続いていて、「スムーズにいけば1日早く退院してもらいます」なんて言われてた。だから緊急度が低い妊婦の扱いが酷くて。綺麗な個室に入れたかと思ってテンション上がったらすぐ「すみません、移動して頂きたいのですが…」となり、まさかの分娩室に移動。フワフワのベッドも無いしソファもないし冷蔵庫もない…固ーい分娩台の上でまさか丸々2日過ごすとは思わなかったし、促進剤のおかげで陣痛も来てたから本当に精神的にもしんどかった。一番しんどかったのは子宮口に入れたバルーン。。1度目のバルーンは余裕だった。なかなか私の子宮口は固く開きが悪いようで2回目のバルーンを投入。これが出産の中で一番しんどい地獄のような瞬間だった。一回でスッと入れればいいものをなかなか入らず、一番でかいバルーンを大きな器具を使ってグリグリ膣の奥にグリグリグリグリズコズコ入れていく…これが悶絶。声も出ないひたすら涙が出るくらい痛くて意識が朦朧とした。これで子宮口開かなかったらマジで横綱レベルだわって思って2日目の夜を過ごした。しかし陣痛も来てお腹も定期的に張ってきてるのに結局何も起こらない。娘は産まれたくないのだろうか?そんなことも考えて次の日のお昼、ジャッジは意外と早かった。「陣痛促進剤をマックス使い切って、もうこれ以上は使えません。子宮口も4センチしか開いてなくてこれ以上やっても6センチとかにしかならないと思う。お母さんの体力もこれ以上は厳しそうだから、帝王切開にします」

 

 

 

チーン…。。。。

自分が帝王切開で生まれてきて、母親からお腹を切る痛みを何度も聞いてたから、帝王切開だけは避けたかったのに。。。あーあ…と思いながら早々と手術の準備は進んでいき、あっという間に手術台へ。その時助産師さんが言ってたけど、世界の医療法?みたいなので、陣痛促進剤が使える量ってのが法律で決められてるみたい。だから下手に投与し過ぎて何か問題でも起こったら先生が困るらしい。まぁ、それ聞いたら諦めるしかないね。。

 

産まれて初めての手術、怖くて不安でそれなのにテキパキ進んでいくから思わず涙が出た。旦那が見送ってくれたのが逆に心細くて。コウノドリのドラマ観てたから変に緊張した、死んだらどうしようとか考えてしまった。麻酔をうち始めたのだが、ここで更に恐ろしい出来事が。背中に麻酔を打ったのに全然麻酔が効かない。つねってるのわかる?ってめちゃつねられて痛いのなんの。その後強めの麻酔をもう一本。それでもまだ効かない…しまいにはお腹に直接ぶっといの一本。これでもか!!!効かない!!!どんな身体してんのよ本当。最後には意識がなくなるような麻酔を鼻から入れられて30秒くらいで意識がなくなった、と言いたいところだが音は聞こえて、お腹とか触られている感覚はある。だけど夢を見てるような優待離脱してるみたいな感覚。とても不思議でとっても気持ち悪かった。頭の中がぐるぐるして、自分が手術を受けている夢を見てる感じ。あー、これは死んだな私やりたいことまだまだあったのに。鰻も食べたかったなー、あーめちゃ鰻食べたいとか思ってたら、その瞬間は訪れた…

 

 

 

 

オギャー!

 

お母さん産まれましたよ!!

 

 

でも私は目を開けられないしこれは夢??

 

とにかく自分のことなのか夢なのかよくわからない感じで進んでいって、頭の中で渦が巻いて、「はいお母さん頑張ったね、終わったよ」という言葉が遠くから聞こえて、その瞬間私の頭?夢の中でパズルのピースがぴたっとはまった。目をずっと開けられなくて、手術が終わったのは分かったのだが、すぐ気持ち悪くなり何度も無意識にリバース。。「あー!吐いちゃってる吐いちゃってる!」とざわめく室内。助産師さん達がワタワタしてるのがわかる。もうどうにもこうにも通常運転できず吐いたまま病室に運ばれる。。

 

そんなこんなで産まれた娘を見ることなく個室に運ばれ、

「よっちゃん頑張ったね」と入ってきた旦那を見てやっと終わったんだと気づいた。ホッとして涙がポロポロこぼれ、そこから私は1時間くらい深い眠りについた。

 

娘がその後助産師さんによって運ばれてきて、私の腕の中に。

 

よく頑張ったね本当によく来てくれました。

ずーっと会いたかったよ!!

41週6日目でギリギリで生まれてきてくれた娘は、とても大きく髪の毛もフサフサで、私に似たムチムチな身体でした。愛おしいってこういう感情なんだな。全力で自分を信じて頼ってくれる存在。守ってあげよう全力で。幸せにしよう全力で。

そう誓った瞬間でした。

 

最終的に理想の出産とはならなかったけど、どんなお産も立派だし、本当に人によってお産のあり方はバラバラだし、最後の最後まで何が起こるか分からないなぁと学びました。

 

母親にしてくれてありがとう。

これからよろしくね。

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