かあちゃん奮闘記

子育てと自分の夢と家族の幸せな日々の暮らしについて

Vol.2 何で泣くのかな?育児奮闘、初めての母子同室

f:id:kota1789:20180928083416j:image

可愛い可愛い娘ちゃん。

どうしてあなたは泣くのかな?

お腹が空いた?眠い?暑い?うんち?おしっこ?抱っこしてほしい?

 

答えは大抵この中にあります。

 

もうそろそろ2ヶ月経つ今、ようやく娘との息もぴったり、なんで泣いてるのかなんとなーく分かるようになってきたけど、新生児の時はなんで泣き続けるのか、おっぱい飲んでもぐずってるのかわからなくて、こっちも泣きたい気分だった。というか泣いた。

 

帝王切開だったため、傷口が痛くて歩けないし、出血量が多かったからか術後は貧血気味で、起き上がろうとするだけでクラクラして気持ち悪くなる始末。そんな状態で娘を連れてこられても抱っこすることもままならず、腕におくのがやっと。

生後2日目から助産師さんに、「そろそろお母さんのおっぱい飲ませてあげて」と言われ娘に差し出すと、まぁ不思議。目は開いてないのにどこにおっぱいがあるのか分かるみたい。ちゅうちゅう吸ってくれました。吸い方も吸わせ方もまだお互い下手くそだから、私の乳首はかじられてかさぶたもできて血が滲んで痛くて死にそう。だけど幸せな気分。でもフラフラな私は1時間くらい娘と二人きりの時間を楽しんでお別れした。そろそろ母子同室が始まり夜も一緒に過ごすことになるけど、こんな状態で育児ができるのか…とてもとても不安だった。でも私ならできる!と思ってた自分もいた。

 

恐れていた母子同室は生後3日目の夜から始まった。夕方頃ナースステーションから連れてこられ、一通りオムツの変え方、調乳の仕方、ミルクの上げ方、おひな巻きの仕方など教えてもらった。

よーし!と気合十分。私自身も3日目から強制的におしっこの管を抜かれ、歩かざるを得ない状態になり、お腹の猛烈な痛みに耐えながら少しずつ動き始めた。満床のこの病院はまた部屋移動を依頼してきて、大量の荷物と娘を連れてお引越しも実施。どんだけ部屋変わるんだよ、もう5箇所目だぞ。

 

そんなこんなで夜を迎え、

「今のところ順調だぞ。あれ、意外とご機嫌だし夜もこのままいけるかしら」

 

 

そんな余裕をぶっこいたのが間違いでした。

 

そもそも赤ちゃんって勝手に3時間おきに泣いて起こしてくれると思ってたら大間違い。

泣いたらミルクあげればいいんだよね?

 

いえいえ違いました。うちの娘はあまり腹減ったギャン泣きをしないので5時間とかぶっ続けで寝てくれてました。だから起こさないでそーっとしておいたら助産師さんがやってきて、

「前回が15時におっぱいでしょ。もう19時半じゃない!!時間あけすぎ!赤ちゃんはまだ時間のリズムがないから、こっちが寝てても叩き起こしてミルク飲ませなきゃいけないのよ!」と怒られる。

 

ええー、そうなのー

 

ということで3時間おきにアラーム設定。

おっぱいミルク飲んですぐ寝てくれるのかと思いきや、まずは30分前から叩き起こす、起きないからオムツ変えて起こす。次におっぱい、足りないからミルク、その後げっぷ。

順調にいけばそのまま寝れるけど、ここからが本当の戦い。なぜかぐずり続ける。なんで?もう満足したはずなのになんでなんで?

 

夜の初めての母子同室の続きに戻りますが、

23時にたっぷりミルクを飲んで満足したのでスヤスヤ寝てくれたのですが、夜中の1時にふんふん言い始めて、「え?早くない?まだ3時間経たないし…というかげっぷ&寝かしつけに1時間かかったから、私が寝たのは1時間か…眠すぎる」と思いながらとりあえずおっぱい。しかしおっぱいでもない。その後あまり汚れてないオムツを交換。あれ?泣き止まない…色々あやしてみたけど全然泣き止む気配がない。寝ない。気づけば3時。

 

あー、なんでなんで、どうして?夕方はあんなに寝てくれたのに、なんで今になってこんな騒ぐのだ…

 

一回一回起きたり抱っこする度にお腹の傷が死ぬほど痛くて、寝てないからフラフラで、もう体力の限界。

 

「お母さん、初めての母子同室ですが無理しないで預けてもらっていいですからね」

 

そんなこと言われたけど、母親なんだからしっかりしなきゃ!明日からもこの子との生活が始まるんだから、今ここで踏ん張らねば

そう強気になってたけどもう限界。時刻は3時半を過ぎようとしていた時、思わずナースコール。

 

すみません、おっぱいもミルクもあげてげっぷもしてオムツも綺麗です。だけどずーっと泣いてて、どうしていいか分かりません。なんで泣いてるのでしょうか…

 

そんなこんなで、最終的に助産師さんに娘を預けた。涙が止まらなかった。号泣して息が出来ない。ただただ、何もかも分からないことがとても不安だった。明日からもこんな感じなのか?ちゃんと母親が務まるのか?

今思えば完全にホルモンバランスが乱れていたせいだが、号泣して鼻水ダラダラで、思わず旦那に電話をしてしまう始末。何が悲しくて泣いてるのかも分からないしうまく話せないから、旦那は娘が死んだのかと思ったと言ってた。

「大丈夫だよ、よっちゃん悪くないし初めての育児なんだから分からないことだらけだよ。みんな最初から出来たら逆にすごいよ。ちゃんと寝な、頼れる人頼りな。」

と言われやっと落ち着いた。

そこから死んだように寝続けた。

 

 

気がつけば朝。助産師さんに起こされる。

「お母さん、まだ赤ちゃんスヤスヤ寝てるし、お母さんも疲れているだろうから午前中いっぱいは預かりますね」

 

また私は深い眠りについた。

 

 

その日の午後からまた娘がやってきた。

今晩こそは一緒に朝まで寝ようね。

そう約束して私は少しずつ入院生活での育児に慣れていったのである。

 

全部やろうとしない、人を頼る、休めるときにちゃんと休む、最初から全部できる人なんていない

 

なんだか育児って仕事と似てるなぁって思ったし、こうやって母親として、そして人として益々成長していくんだな

と思った。

母親は本当に偉大です。こんな大変なことをみんな先祖代々、そして世の中のお母様は実践してるのかと思ったらマジで泣けてくる。

 

よーし、私も無理しないでゆるゆると頑張るぞ。